『バカにならない読書術』
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- 2015/04/20(Mon) -
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養老孟司、池田清彦、吉岡忍 『バカにならない読書術』(朝日新書)、読了。
前半は養老センセのエッセイ、後半は養老孟司、池田清彦、吉岡忍の鼎談です。 時々毒ッ気が重たく感じるときがある養老エッセイですが、 本作では読書がテーマなおかげか、興味深く読み通せました。 読書や、読書を通じた人間形成の話について ご自身の趣味の昆虫採集や、専門の医学の観点でのトピックスを交えながら、 多面的に考察していくプロセスが面白かったです。 様々なオモシロ要素を盛り込みながらも、きちんと一つのところに収斂させていき、 なおかつ全体のストーリーが起承転結になっているというのは、さすがの筆捌きです。 後半の鼎談は、養老孟司、池田清彦、吉岡忍という、私の中ではあまり 繋がらなかった3人が、仲良さそうにワイワイしゃべっている姿が新鮮でした。 また、アベキン先生の世間の話が出てきたり、 福岡伸一センセの生物学のはなしが出てきたりと、 最近の自分の読書の流れからしても、偶々ヒットしててびっくり。 それにしても、みなさん、読書の幅が広く、また、テーマに沿って過去の読書録をきとんと話せるぐらい 本を読み込んでいるところが凄いなと・・・・・・・当たり前か! 最近、読み流す傾向が強くなってしまった私としては、反省ですな。
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