『ヤッさん』
- 2015/04/18(Sat) -
原宏一 『ヤッさん』(双葉文庫)、読了。

料理コンサルタント的な立場で
有名店の調理場を出入りするホームレスのヤッさん・・・・・・。

うーん、話は面白いのですが、設定に無理があるかなぁ。

築地市場の人々の人情話とか、
韓国料理屋のオモニとの昔話とか、
蕎麦屋での修行話とか、
料理人の世界の裏側が覗けるのは興味深かったのですが、
なにぶん、ヤッさんの存在にリアリティを感じられないというか・・・・・。

唐突に登場してきて、しかもその存在が当たり前の前提になっているというか、
読者が「なるほど、こういう存在もありえるのかぁ」と納得する間もなく
物語が展開していってしまうので、なんだかヤッさんの存在に疑問を覚えたままになってしまいます。

ちょっと焦りすぎな印象を受けました。


ヤッさん (双葉文庫)ヤッさん (双葉文庫)
原 宏一

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