『恨ミシュラン 上』
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- 2015/03/27(Fri) -
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西原理恵子、神足裕司 『恨ミシュラン 上』(朝日文庫)、読了。
言わずと知れたサイバラ女史の出世作。 バブルが弾けた後ぐらいの連載なんでしょうかね。 すでに文庫化の時点でお亡くなりになっているお店も多いようで、 紹介されているお店で今も残っているのは、この本での評価は別として、 世間一般には認められているお店ということなんでしょうね。 老舗や高級店へは、 そのサービスレベルや店の姿勢などへも注文が付き、評価が厳しくなっております。 当然、味への評価も、値段相応、評判相応のものを求めるわけで、厳しいです。 この企画の凄いところは、 老舗だろうが、高級店だろうが、不味いものは不味いと声高らかに言ってしまうこと。 それは、店への攻撃という面よりも、「この店は凄いんだ」と思っている世間一般への反抗の面が よりエネルギーが要るのではないかと思います。 その店が好きな人や、美味しいと思っている人も多数居るわけで・・・・。 もし、今のインターネット時代にこの企画をやっていたら、それこそ大炎上してたかもしれません。 もう一つ凄いと思うのは、この企画を朝日新聞が許可したということ。 うーん、バブルの残り香ということでお堅い頭が緩んでたんですかねぇ(爆)。 紙面構成は、サイバラ女史の漫画が見開きで上下2段、 これが意外と文庫本では読みづらい(苦笑)。 神足氏の解説も読みながら、サイバラ女史の漫画も見つつで、 ページを行ったり来たり慌しいです。 料理は、本当に、口に合うもの合わないものが人それぞれですし、 店の雰囲気も騒々しいぐらいのものが好きな人もいれば落ち着きと高級感を心地よく思う人も居て、 自分の好きなものを好きなように食べたいという思いには賛同します。 わたくし、口が貧乏性なのか、 食べログで3.5とか高得点な店よりも、3.2ぐらいの店のほうが、好きな味なことが多いです。 高得点な店は、味付けに変なこだわりが出すぎていて、あんまり好きになれないこともしばしば。 駅前の深夜まで空いているお安い中華料理屋とか、下手したら週3回とか行っちゃってますわ(笑)
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