『14歳の子を持つ親たちへ』
- 2015/03/22(Sun) -
内田樹、名越康文 『14歳の子を持つ親たちへ』(新潮新書)、読了。

内田センセの対談鼎談って、自分の主張をがーっと話している印象があって、
あんまり対話で昇華していくイメージではなかったのですが、
本作は面白かったです。

多分、名越センセの社会に臨むスタンスが、内田センセのそれと近いところにあるので、
上手い具合に話が噛み合ったのかなと思います。
結構、ダメなヤツはダメと、斬って捨ててしまう感じですから。

ただ、やはり、私が反応してしまう言葉は、内田センセの発する言葉ですね。
社会を見据える視点が合います。
名越センセの臨床的な話は、内田センセの話を具体的にサポートする事例に当たるので
説得力を増す作用があります。
また、14歳頃の子供って、今の私の生活では接する機会が皆無なので、
名越センセの目を通して語られる今の14歳の話は、興味深かったです。

14歳・・・・・サカキバラ事件から象徴的な年齢に見られがちですが、
やっぱり大きく人間としての中身が変わっていく時期なんだなと、
名越センセの話を読んで感じました。
小説を読んでも、14歳ごろって、やっぱり特殊な感じを受けます。
自分自身はどうだったのかな?と振り返ってみても、あんまり実感が湧かないです。
親の目には、一体、私はどう映っていたのか、気になりはじめました。

本作の中で2人が語っていますが、まさに私は、子供を生むのが怖いと思っているタイプです。
自分と同じような斜に構えた性格の子供が出来たら怖いし、
かといって、自分とは全く異なる性格の子供になっても共感出来なさそう・・・・・なーんて。

仲良し母娘とか世間には居ますが、
私は母と就かず離れずの距離感でお気楽に感じています。
多分、母娘で旅行とか、私はできない気がします。
気詰まりで何を話してよいか途中で分からなくなってしまいそうな気がします。
でも、母のことは信頼してますし、この人に育ててもらったという安心感はあります。
適度な距離が心地よいのです。

本作は、14歳の子供たちに向けた本ではなく、
あくまで、その親たちに向けた本。
大人が子供をダメにする・・・・・ありきたりな言葉ですが、
本当に、そういうことなんだろうなと、子を持たない私でさえ、
きちんとした大人を務めようと思う一冊でした。


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内田 樹 名越 康文

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