『日本は燃えているか』
| ||||||||
- 2006/11/21(Tue) -
| ||||||||
柳田邦男 『日本は燃えているか(上・下)』(講談社文庫)、読了。
柳田邦男氏の手による、70年代の日本の経済・外交政策のドキュメント。 淡々と事実を積み上げていく文章を読んで、 テーマがテーマなだけに、つい城山三郎氏の諸作品が想起され、 「小説風にしてあるほうが面白いだろうに・・・」などと感じていました。 しかし、田中角栄が登場してくると、グッと面白くなってきました。 金脈が問題であったとしても、やはり稀代の政治家だと思います。 行動力、決断力、指導力、演出力は一級品です。 これぞリーダーという姿を存分に見せてくれます。 他にも、佐藤栄作、大平正芳など、大物政治家が登場し、 この大転換期の時代を乗り切れたのは、 有能な政治家が居たからだと再認識しました。 また、各省庁の官僚達も、職務遂行に熱心で、 日本の官僚システムの底力が伝わってきました。
![]()
|
||||||||
コメント |
コメントの投稿 |
トラックバック |
トラックバックURL
→http://seagullgroup.blog18.fc2.com/tb.php/431-c9ff0904 |
| メイン |
|