『新宗教と巨大建築』
- 2015/02/28(Sat) -
五十嵐太郎 『新宗教と巨大建築』(講談社現代新書)、読了。

実家にあった本をガサッと東京に送った中に入っていた一冊。

でっきり、「宗教と巨大建築」で、
教会とかモスクとか寺院とかの話だと思っていたら、
いきなり「サティアン」とか出てきて・・・・?????・・・・「新」宗教でした(苦笑)。

オウムの事件って、高校1年生のときにサティアンの捜査の映像を
なぜか学校の教室で英語の授業時間中に先生も含めみんなで見ていた思い出があり、
確か先生が「重大なニュースだから見よう」というようなことを言い出したのだったかな。
みんなで少し緊張しながら見ていたことを思い出します。

そんなサティアン(どんなサティアンだ?)ですが、
このように本を通して読んでみると、宗教施設の装飾が一切取り除かれた
コンクリートの無機質な建物は、当時から異様な雰囲気を漂わせていました。

そして、オウムの話を導入部に、
天理教、金光教、大本教と、明治以降の新宗教の建築物へと話が広がり、
宗教としての成り立ちや教義の解説を踏まえながら、
建築物というものを比較していくという方法論が、思った以上に興味深かったです。

読む前に想像していた世界宗教は、それはそれとして建築物の研究は面白いのでしょうが、
新興宗教というのは時代が新しい分、設立から成功、教団によっては衰退の
各過程の記録がきちんと残っており、その当時の思想や教団の方針が
どのように建築物に反映されていったのかという研究をするには、
材料が出揃っているという面白さがあるのでしょうね。

新鮮な切り口での宗教論で、面白く読めました。


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五十嵐 太郎

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