『金融緩和の罠』
| ||
- 2015/02/16(Mon) -
| ||
藻谷浩介、河野龍太郎、小野善康、萱野稔人 『金融緩和の罠』(集英社新書)、読了。
最近受講した講義で耳にした「人口オーナス」という考え方が、本書でも語られています。 このようなマクロの視点での適切な環境分析が大事だと思う反面、 藻谷氏の「付加価値の上昇のためには人件費を上げることが大事だ」という主張には、 確かに、経済学的な定義だとそうなるけれども、 経営学的な観点でいくと、その賃金アップの原資はどこから生み出すのだろうか?というあたりが よく分かりませんでした。 もともとインタビュー形式の構成なので、 各論者の主張が出きっているのかがつかみ難いのですが、 なんだか、経済学と経営学の立脚点の違いのようなものの ギャップが上手く埋められないまま読み終わってしまいました。 自分の会社に当てはめて、この3人が言わんとしていることをやりつつ、 自社の従業員の生活を守り、自社の業績も伸ばし・・・・・・という姿が 描くことができませんでした。
![]() |
||
コメント |
コメントの投稿 |
トラックバック |
トラックバックURL
→http://seagullgroup.blog18.fc2.com/tb.php/4276-7d1d2bed |
| メイン |
|