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『はじめての言語ゲーム』
- 2015/02/01(Sun) -
橋爪大三郎 『はじめての言語ゲーム』(講談社現代新書)、通読。

著者の名前で、ある種、ブランド買いをしてみたのですが、これは難解でした。

ヴィトゲンシュタインの幼少期の話から始まり、
記号論理学という数学の話、ナチスによるドイツ帝国支配、そして論理哲学論考の話へと、
分野を超えて、様々な話に広がっていくところは非常に興味深いです。

しかし、それぞれの話のレベルが高度すぎて、
読んでいる途中で思考停止状態になってしまいます(苦笑)。

ま、毎日、11時、12時まで残業している生活の中で手にとる本ではなかったですね・・・・。

作中で、「クリプキのクワス」という話が出てくるのですが、
あるとき2人の人が、同じ計算問題を解いていたが、途中で答えが合わなくなってきた。
1人は、「A+B」の計算をしていたが、
もう1人は、「A+B、ただしAかBが57を超えるとA+B=5となる」というロジックで計算をしていた。
閾値が57という比較的小さい数字だったために相違に気づいたが、
閾値が1兆というような場合は、簡単な計算をしている間は、2人は相違に気づかず、
同じロジックのもとで計算をしていると思い込んでしまう・・・・・。

この話は、数学の話から、社会生活へと視点を変えてみると、
非常に面白いことを指摘していると思います。
みんな、全員が同じ考え方のもとで動いているように思い込みがちだが、
たまたまこの瞬間に同じ方向を向いているだけで、拠って立つ思想や価値観は全く異なるということは
普通に起こりうることだと思います。

抽象度の高い議論は、
様々な分野に応用が効いて面白いなと感じる事例でした。

でも、他に解説されている抽象度の高いお話は、
難しくてよく理解できず・・・・・・(悲)。


はじめての言語ゲーム (講談社現代新書)はじめての言語ゲーム (講談社現代新書)
橋爪大三郎

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