『想像力なき日本』
- 2015/01/29(Thu) -
村上隆 『想像力なき日本』(角川ONEテーマ21)、読了。

あまり現代美術は得意ではないのですが、
その理由の一角を担っているのが、本作の著者です(笑)。

嫌いというのではなく、何が良いのか良く分からないのです。
Mr.DOBや花のシリーズは、確かに目に止まるし、何か惹きつけるものを感じて眺めてしまいます。
でも、フィギュア系の作品は、正直良く分かりません。
不快感とかはないのですが、奇をてらってるだけのような気がして。

で、100円で本を見つけたので、試しに読んでみました。

本書で何度も繰り返されるメッセージは、
私の理解では、芸術を業として成り立たせることの重要性というところでしょうか。
著者に対しては、世間から商業主義的だという批判があるように思いますが、
ここまでの信念を持ってやっているということは初めて知りました。

確かに、狩野派にしろ、ルネサンス期の芸術家にしろ、
権力者や金持ちのパトロンがいたからこそ、あれだけの作品数を残して、
かつ、技術的な面でも高度化が進められたのだろうなと思います。
お客であるパトロン側のニーズを汲み取って、芸術作品という形に仕上げる技術、
その活動が認められて、作品が評価され、後世に残り、私たちも楽しめるという。

これは、歴史が証明している芸術家のあり方ですね。
貧乏な生活を強いられ、死後に評価された芸術家という話が好まれますが、
ま、レアケースだからこそ、悲哀の部分が取り沙汰されるんでしょうね。

俺の作品を見ろ!というエゴだけではなく、
歴史を踏まえたうえでの作品展開をしているというのは、
非常に面白い考え方だなと思いました。

ただ、現代美術への理解は、本作では深まりませんでした・・・・・。


創造力なき日本    アートの現場で蘇る「覚悟」と「継続」 (角川oneテーマ21)創造力なき日本 アートの現場で蘇る「覚悟」と「継続」 (角川oneテーマ21)
村上 隆

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