『ハーバード白熱日本史教室』
- 2015/01/25(Sun) -
北川智子 『ハーバード白熱日本史教室』(新潮新書)、読了。

あんたはサンデル教授か!というほどに
露骨な感じの乗っかりタイトルですが、ま、これはきっと編集部のせいでしょうね(苦笑)。

20代にして、ハーバード大学の教壇に立ったという著者。
しかも、自身が学生のときは数学と生命科学を専攻していたのに、
ハーバードで教えているのは日本史という不思議な経歴。
いや、不思議というか、スーパーウーマン過ぎて、驚異ですわ。

本作では、教壇に立つまでの経緯と、授業の内容の紹介が主ですが、
目標を定めた後の行動力が凄いです。
とにかく突進するというだけでなく、全時間を注ぎ込むぐらいの集中力を見せます。
結構さらっと書かれているのですが、真似できるものではありません。

そして、授業の内容も、かなり工夫を凝らしていて、
「若いから」「女だから」「日本人だから」というマイナス要素になりそうなところを
自分の創意工夫でカバーして、むしろ強みにさせていきます。
このあたりの頭の使い方は是非とも学びたいところです。

授業の内容は、サンデル教授ほどには白熱感が伝わらない描写でしたが(苦笑)、
最初に日本史への著者の思い読んでちょっと引っかかったのが、
「日本史の授業に女性が登場しないのはおかしい!」という問題提起の部分。
「ザ・サムライ」ってテーマの授業だったら、武士の話にフォーカスしても変じゃないよぉ、
うーん、フェミニズム系かぁ・・・・と距離をやや感じてしまいました。

でも、肝心の授業構成の話を読んでいると、そんなに女女している風でもなく、
宣教師たちの目で見た日本や、日本の外交思考など、
面白い着眼点での授業が多そうで、受講してみたくなりました。


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北川 智子

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