『毒舌訳 哲学者の言葉』
- 2015/01/23(Fri) -
有吉弘行 『毒舌訳 哲学者の言葉』(双葉文庫)、読了。

内Pで猫男爵をやったり大喜利をやったりしているときは、
番組内でのポジションをしっかり押さえて、ピンポイントで持っていく人だな、面白い芸人さんだなと
思っていたのですが、まさか今のようなMC業で人気になるとは。

猿岩石の仕事がオフの日に押しかけるという(態の)内P企画のときに、
有吉さんが部屋でお酒を飲みながら訳のわからない小説の原稿を書いていたという場面(設定?)に
あぁ、ネタ作り担当なんだな、不真面目な振りしてお笑い好きなんだなと
何となく好感を持ったのを覚えています。
演出上の設定だったとしても、スタッフさんからそういう目で見られているということなんだろうなと。

現在、テレビで持て囃されているのも、
単に毒舌だというだけではなく、言うことに筋が通っているから説得力があるのだと思います。
その場その場で悪口を言っているのではなく、有吉さんの信念があり、
それに反したり外れたりする人々にスバリと物申す姿勢が受けているのかなと。
だから、本作の中でも御自身が言っていますが、
ここから良い人キャラに転向するのは意外と簡単だろうなと思います。
物申す内容は変えずに、言い方を毒舌から正論風に変えれば良いだけですから。

頭の良い人だと思いますし、
世の中のことを冷静に見つめている人だと思います。
そして、その根底には、とんでもない貧乏をした、人気の絶頂から転落したという経験が
ものすごい自信と恐怖の融合となって、本人の中に蓄積されているんだろうなと。

本作の内容は、哲学者の言葉に露悪的につっこんでいるものなので、
サクサク読めますし、軽く読み終わってしまいますが、
ときどき、面白い人生観だなと唸ってしまう信念が垣間見えます。


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有吉 弘行

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