『さあ、才能に目覚めよう』
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- 2015/01/27(Tue) -
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マーカス・バッキンガム、ドナルド・O・クリフトン 『さあ、才能に目覚めよう』(日本経済新聞出版社)、読了。
いただきものの本です。 自己啓発系の本はあまり読まないので、 こういうのを他の人からいただくと、意外な気づきがあったりして面白いです。 自分の強みをいかに活かすか、それにより組織内でどれだけ成果を上げるかという ポイントに焦点を当てた本です。 弱みの克服ではなく、あくまで強みを伸ばすことに集中! ま、確かに、弱みの克服のために勉強したり実習したりするのは、 結構、忍耐を要するものが多くて、ストレスフルですよね~。 弱みについては、赤点を取らない程度に補うというように割り切るほうが 効率的だし精神的にも健康な気がします。 ただ、なかなか割り切れないところもあるんですよね。 自分の周りの特に同じような年代の人が、自分にはできないことを上手くやっていると うらやましく、時には妬ましく思ってしまうものです。 自分が無関心な領域なら放っておけばよいのですが、仕事の領域だったりすると 何だか自分が出来の悪い子のように思えて、卑下してしまいます。 ここは、何でも完璧にこなせる人は世の中に居ない!と自分を納得させて、 これまでウジウジ悩むことに使っていた時間と体力を、 他の人にはない自分だけの強みを手に入れ、その活用の仕方を身に付けることに向けるべきです。 ・・・・・・と、自分を説得するための読書となりました。 まずは、強みというものを「常に完璧に近い成果を生み出す能力」と定義し、 まぐれによる成功の可能性を排除し、コンスタントな能力発揮を要求します。 確かに、これは大事な要素ですね。 その能力について、自分自身が常に信じることができるかというのは、 自信を持って行動できるか否か大きな分かれ目になりそうです。 そして、著者が所属する組織がインタビューを行った8万人のマネージャー層の分析結果から、 強みを34のパターンに分類しています。 そして、インタビュー対象のマネージャーの具体的な行動様式を紹介することで、 なるほど、こういう特性が結果に繋がるのか!と理解しやすい解説がついています。 このあたりは、読み物として非常に面白かったです。 で、何よりも、この本の売りは、自分自身の強みの分析をWEB上でできるということ。 約180個の質問に回答することで、34のパターンのうち当てはまる上位5つの強みが分かります。 私自身、挑戦してみましたが、ま、結果は事前に自分で予想した範囲内に収まりました。 なので、「えっ!本当はこれが強みだったの!?」みたいな新鮮な発見はありませんでしたが(苦笑) でも、自分が思っていた優先順位とは少し違っていたところもあり、 自分がどういう順番で判断軸を置いているのかは、少し認識を改めました。 自己認識の再整理には、面白い読書&経験になると思います。
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