『飛行士たちの話』
- 2015/01/17(Sat) -
ロアルド・ダール 『飛行士たちの話』(ハヤカワ・ミステリ文庫)、通読。

以前読んだ作品が面白かったので本作も読んでみましたが、
こちらは正直イマイチでした。

最後の数行で気持ちよく落とす短編の醍醐味が
あまり本作では味わえませんでした。
ちょっと起承転結とか、話のヤマ場が分かりにくかったりもして、
「えっ?ここで終わり?」みたいなものもあり・・・・。

解説の阿刀田センセによると、どうもダール作品は打率が低いようで、
本作の収録作品は、そういう意味ではゴロっぽいものが多いようです。

一方で、タイトルどおり、飛行士の話が多いのですが、
要は空軍の飛行機乗りたちの話です。

イギリスって、こんなにも戦争してたんだなと、改めて感じ入りました。
世界の警察を自ら任じているアメリカとは違って、
イギリスの場合は宗主国として出向いていく戦争が多いのでしょうけれど。

世界No1の座をアメリカに奪われたとはいえ、
かつては世界を牛耳っていた大英帝国の歴史の重みを今に伝えるのが、
戦争や紛争から抜け出せないというポジションなのかなと思いました。

というわけで、読後感は少し重かったです。


飛行士たちの話 (ハヤカワ・ミステリ文庫 22-2)飛行士たちの話 (ハヤカワ・ミステリ文庫 22-2)
ロアルド・ダール Roald Dahl

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