『マーケティングは「3人」に聞きなさい!』
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- 2015/01/11(Sun) -
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小川政信 『マーケティングは「3人」に聞きなさい!』(生産性出版)、読了。
会社の人事部から与えられた本。 お勉強しなさい!ということのようで・・・・・。 ビッグデータという言葉が流行っていますが、 事業の戦略を立てるならば、統計処理よりも具体的な個人の嗜好を探れ!という主張です。 基本的には、私も著者の主張に賛同します。 ビッグデータは、確かに人間には処理できない情報量がもたらす事実というものがあるとは思いますが、 過去の結果に過ぎないという点では、 戦略よりも戦術に使うべき材料なのかなという気がします。 昔、社外研修において、実在の大企業の戦略立案というテーマで 泊り込み付で計10日間ほどのコースを受講しました。 その際、エンドユーザーへのアンケートや、流通の末端での覆面調査、 業界関係の学者先生や行政関係者へのヒアリングなどを実際に行いましたが、 確かに、150人から集めたアンケートの内容よりも、 店頭で詳しく話を聞いてみた店員さん数名の意見の方が説得力がありました。 行政関係者には、たった1人しか話を聞けませんでしたが、 それでも全体像を掴み、かつ何を問題・課題だと思っているのかを 具体的に掴むのに非常に役に立ちました。 個人の意見として多少極端なことを言っている場合は、会話の中で何となく判断できるものです。 こういう実地の経験があったので、著者の言いたいことは理解できました。 ただ、そういう経験がないままに、この本を読んだところで、 具体的にイメージできるのだろうかという点は疑問に思いました。 ま、これは読者が心配することではないのですが・・・・・。 続きは私の研修で・・・・・・というコンサル一般の広告手法ですが、 この本の内容で上手く惹きつけられますかね?
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