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『一橋ビジネスレビュー62巻3号』
- 2014/12/29(Mon) -
『一橋ビジネスレビュー62巻3号』

今回の特集は「小さくても強い国のイノベーション力」。
どんな源泉にイノベーションの秘密が隠されているのか興味深々だったのですが、
「強い国」の定義が、各種ランキングによる評価を前提としていて、
なんだかそこに違和感が・・・・。

「イノベーション」の解を探すために、
数字で個性を消してしまいそうな統計(しかも評価基準が適切なのかも良く分からないもの)に
頼ってしまうところが、なんだか、このアプローチでは解に辿り着けないのではないかという
疑念を生んでしまいました。

というわけで、特集はイマイチな印象。

唯一、イスラエルについて分析した中東調査会の中島勇主任研究員の論文が面白かったです。
ま、これも、イノベーションという観点よりも、比較文化論的な意味での興味ですが。

他には、野中郁次郎先生の寄稿、青島矢一先生や吉原英樹先生の連載が面白かったです。

競争戦略論は、言い方は悪いが、「合法的なカルテル」を指南する学問

経営学が追究してきた生産性増大の工夫は、「人々が楽をするための工夫の総体」


こういう風に本音の解説をしてもらえると、
社会学部出身者として経営学のイケイケな熱意に対して感じてしまう距離感も、
縮まるように思いました。


一橋ビジネスレビュー 2014年WIN.62巻3号: 特集:小さくても強い国のイノベーション力一橋ビジネスレビュー 2014年WIN.62巻3号: 特集:小さくても強い国のイノベーション力
一橋大学イノベーション研究センター

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