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『ダーティ・ワーク』
- 2014/12/03(Wed) -
絲山秋子 『ダーティ・ワーク』(集英社文庫)、読了。

お初の作家さんです。

最初のお話が、主人公の内省的な独白がメインでつづられていくため、
「うーん、こりゃ苦手なタイプな話かも・・・・・」と及び腰になってしまいましたが、
2つ目のお話から日常生活が舞台になり、読めるようになりました。

最初、独立した短編集だと思って読んでいたのですが、
段々と登場人物たちが繋がってくる様子が見えてきて、
しかも、「そこで繋がるの!?」みたいな展開もあり、
後半が特に面白かったです。

最初の独白で感じた主人公が語る「T.T.」の印象と、
中盤から登場してくる今の「T.T.」の姿が
あまりにも違うように思えるのですが、
時がたつと、また思い入れの激しい人を介して見るのとそうでないのとでは、
こんなものかもしれないなと感じました。

ちょっと、この1冊だけでは、著者についてのイメージを上手くまとめられなかったので
もう少し他の本も読んでみて、印象を判断しようかなと思います。


ダーティ・ワーク (集英社文庫) (集英社文庫 い 66-1)ダーティ・ワーク (集英社文庫) (集英社文庫 い 66-1)
絲山 秋子

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