『人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見てなくはない』
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- 2014/11/30(Sun) -
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見城徹、藤田晋
『人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見てなくはない』(講談社)、読了。 シリーズ第2弾です。 前作を読んでいなかったとしても、このタイトルには惹かれます。 出川哲朗さんが、「努力をしている姿は誰かがきっと見てくれている」という趣旨の言葉を言っていて 自分の経験も重ね合せて、非常に共感できました。 努力している最中は「大変だ、大変だ、自分だけが大変だ」という気持ちになってしまいがちですが、 それで成果が出たり、もしくは失敗したとしても、必ず誰かが声をかけてくれるんですよね。 「頑張ったね」良かったね」とか、「いい経験になったね」とか。 しかも、すぐ近くに居た人よりも、少し遠いところに居る人の方が 優しい言葉を心に染み入るタイミングで与えてくれるような気がします。 これを、出川さんはピュアな人なのでポジティブな表現にしていますが、 見城さんは、世間の厳しさも知れという意味で皮肉の入った表現にしています。 でも、自分の後輩にかける言葉としては、言っている内容も、そこに込められている感情も 共通したものだと思います。 ビジネスの世界で頑張ろうと思う人には、見城さんのような厳しい表現の方が 「なにくそ!」という思いになれそうで、効果が大きいように思います。 このような、刺激的な言葉が、本作でもたくさん詰まっています。 さすがに出版界の一流編集者の見城さんが放つ言葉なので、 頭にスッと入ってきますし、頭の中で反響して残る言葉になっています。 それを、丸々一冊が見城さんの言葉だと重たすぎで消化できないような気がするのですが、 藤田さんが噛み砕いて、私の日常に少し近い視点で語ってくれるので、 胃にもたれずに読み進められる本になっているのだと思います。 面白かったです。
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