『東京のオカヤマ人』
- 2014/11/02(Sun) -
岩井志麻子 『東京のオカヤマ人』(講談社文庫)、読了。

最近は、下ネタ系というか、痛いオバチャンのラインで話題になることが多いので
ちょっと作品から遠ざかっていたのですが、
このエッセイは「読みたい本リスト」に入ってたので、挑戦してみました。

一応、体裁はエッセイということになっているのですが、
著者の日常生活と空想の世界とが入り混じった内容で、
非常に創作の世界に近いエッセイでした。

ホラー作家ということで、ファンを名乗る人なり、友人を名乗る人なりからの接触が
非常に怪しいというか、かなりアブナイ感じの出来事になっており、
その出会いをきっかけに、著者の空想の世界が広がっていきます。

ホラー作家たるもの、やっぱり、危ないものには積極的に絡んでいくことで
仕事に厚みが出るというものなんでしょうかね。

こういう、ちょっと心に異常を来たしている人々のお話は本来苦手なのですが、
本作では、著者というフィルターがかかっているおかげか、
すんなりと読むことができました。
やっぱり、小説家として、この人の才能は凄いわ。

全編、岡山弁で語られていくのですが、
田辺聖子センセの大阪弁は明るくポップな空間が広がるのに、
志麻子センセの岡山弁は、どこか陰鬱な重みに圧迫される空間が広がります。

これは、岡山弁の性質なのか、
著者の語る岡山弁のせいなのか・・・・・・。


東京のオカヤマ人 (講談社文庫)東京のオカヤマ人 (講談社文庫)
岩井 志麻子

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