『くちぶえ番長』
- 2014/11/01(Sat) -
重松清 『くちぶえ番長』(新潮文庫)、読了。

小学校4年生の1年間を一緒に過ごした友達。
転校した後は、全く音信普通になってしまい、
その1年間がかけがえのないものとなる・・・・・・。

おとなしくて臆病な男の子と、番長として威風堂々とした女の子の物語。

最初は、この男の子の臆病さ加減に少しイライラしてしまいました。
臆病なのは性格なので仕方がないにしても、必ず言い訳が付いて回ります。
それが言い訳であることを薄々自覚しながら目をつぶってしまいます。

そんな姿が続くので、ちょっとしんどかったです。
でも、そこは、後半のためのフリだと自分に言い聞かせて読みました(苦笑)。

当然、その反動として、番長の厳しい言葉のおかげで
男の子は少しずつ勇気をもっと行動ができるようになり、
いじめっこの6年生にも立ち向かえるほどに。
この成長ぶりを楽しめるのは、やっぱり少年モノの醍醐味ですね。

一方の番長の女の子ですが、とにかく格好良く描かれています。
あまりの隙のなさに、無敵の返信ヒーローモノかっ!って思っちゃうほどですが、
でも、最後に女の子らしい可愛いところも見せるのは、
さすが重松作品ですね。

私自身は、仲の良い友達が転校で目の前から居なくなってしまったという経験は無いのですが、
小さい子供にとっては、なかなか過酷な体験だなぁと今更ながら思ってしまいました。


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重松 清

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