FC2ブログ
『亡国のイージス』
- 2006/10/30(Mon) -
『亡国のイージス』(2006年10月29日EX放送)

ストーリーは練ってあるし、役者も錚々たるメンバーで
興行映画として観ると面白かったです。
若干、場面のつなぎ目に荒いところがあって、
自分でストーリーを補強しなくてはならないこともありましたが、
120分強の中に上手くまとまっていたように思います。

ただ、作品全体のテーマ、この作品で伝えたかったことについては、
ホントに表現し切れていたのかな?との疑問が拭えません。

「国とは何か」「国を守るとはどういうことが」「日本の国家観とは」
といったテーマでスタートしたはずが、
クライマックスに向けて、いつの間にか「生きる」というテーマに
すりかえられてしまっていたような気がしてなりません。
原作を読んでいないので、元々そのような展開だったのか、
映画を興行的に成り立たせるための策だったのかはわかりませんが、
折角の課題設定が有耶無耶のままになってしまい、残念です。

本作が映画として大ヒットし、藤原センセの本が大ヒットしたように、
今、「国家」というものがキーワードになっているようですが、
なんだかブームになっているだけで、議論が横滑りしているような感も受けます。
一時の流行としてワッと盛り上がって、本質には触れずに終わらせてしまう、
正にこの作品たちこそが、日本人的な展開に塗れてしまっているのではないでしょうか。


亡国のイージス亡国のイージス
福井晴敏 長谷川康夫 飯田健三郎

ジェネオン エンタテインメント 2005-12-22
売り上げランキング : 2592

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連記事
この記事のURL |  真田広之 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<『流しのしたの骨』 | メイン | 『少林サッカー』>>
コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://seagullgroup.blog18.fc2.com/tb.php/412-7748b37f
| メイン |