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『遅れてきた青年』
- 2014/10/14(Tue) -
大江健三郎 『遅れてきた青年』(新潮文庫)、通読。

今年もまた、ノーベル文学賞で、候補者に村上春樹氏の名前が取りざたされていましたが、
「なーんか、そんなにスゴイ作家さんなのか、よう分からんわぁ」てなもんです。
で、この、「よう分からんわぁ」路線に乗っているノーベル文学書作家ということで
手元にあった大江作品に挑戦。
ま、「よう分からん」の意味は、春樹作品と、大江作品とでは違うのですが・・・・・。

で、結局、今回も脱落・・・・・。
前半の子供時代の部分で、すでに、「なんでこんな展開になっていくんだろうか・・・・」と
ついていくことができず、ほぼ流し読み状態でした。
流し読みでも、最後まで行くのに1週間近くかかってしまいました。

第二部冒頭の教護院のくだりは、
主人公の心理描写とか、教護院の子供たちの反応とか、教官の様子とか、
結構面白く読めたのですが、そこがピークでした。

学生運動の話とか、なんだか、うんざりしてしまうようなお話で。
ま、これは、父の世代への反発を自分が持っているからかもしれませんが。

というわけで、大江作品は、そろそろ諦めるべきかもしれませんね。


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大江 健三郎

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