『木洩れ日に泳ぐ魚』
- 2014/09/26(Fri) -
恩田陸 『木洩れ日に泳ぐ魚』(文春文庫)、読了。

久々の恩田作品。

同棲を解消する最後の夜、
1年前の旅行先でのガイドの転落事故の真相を知ろうと、
男と女は、お互いを相手に言葉をつむぐ・・・・・相手が殺人犯なのだろうと思いながら。

2人の会話を軸に、過去の場面に飛びつ戻りつ、
ガイドの転落事故の前後に起きた出来事を記憶の奥から掘り返していきます。

心理戦も伴う会話の駆け引きと、
新たな記憶が蘇ることで1つ1つ固められていく当時の様子。
だんだんと形になっていくプロセスを読んでいくのは面白かったです。

ところどころ、「その展開推理は強引だろう!」と思うところがあり、
会話の相手もすんなり受け入れていくことが多かったので、
思考に思考を重ねて真相を突き止めた!というスッキリ感はイマイチでしたが、
会話劇として楽しめました。

この2人の関係性も異様なところがあり、
会話劇というか、心理描写の濃い味付けになっていたと思います。


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恩田 陸

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