『ガラスの麒麟』
- 2014/09/18(Thu) -
加納朋子 『ガラスの麒麟』(講談社文庫)、読了。

女子高生が帰宅途中に通り魔に殺された!

このショッキングの事件の周辺で起きた
不可解な事件の謎を、保健の先生が解いていくという連作短編集。

どうしても設定の関係上、作品の世界観が暗くなってしまうことと、
あと、この作家さんの筆さばきを、どうもまどろっこしいと感じてしまう特性の合わなさもあり、
世界観にぐっと入っていけたというわけではないのですが、
しかし、学園モノというジャンルは非常に好きなので、
やっぱり女子高生のモノの考えの描写などは面白いなぁと思いました。

殺人事件そのものの真相は
なんだか腑に落ちなかったのですが、
この殺された少女が見ていた少々歪んだ世界観というのは
なんとなく受け入れることができました。

保健の先生をはじめとして、
登場人物たちが、みんな結構、ズカズカと相手のテリトリーに入っていくような
大胆さというか、荒々しさというか、雑さというか、そういうものを感じさせるので
どことなくストーリー展開に無理な印象を持ってしまいました。

もう少し、スムーズに、かつコンパクトにまとまっていると
私好みの学園モノになったかなと思います。


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加納朋子

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