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『Xの悲劇』
- 2014/09/14(Sun) -
エラリー・クイーン 『Xの悲劇』(講談社文庫)、読了。

わたくし、今日の今日まで、エラリー・クイーンを英国の作家だと思い込んでました。
推理小説の古典と言えばホームズ!=英国という素人のイメージからか、
それとも「クイーン」という名前から来るイメージでしょうか。

なんでまたNYが舞台なんだろうか?
と思っちゃってました。お恥ずかしい。

で、⇒Xの順に三部作を読んでみたわけですが、
正直、Xは、何がそんなに凄い小説なのかが分かりませんでした。

殺人トリック自体には、あんまりどんでん返し的な要素はありませんでしたし、
犯人を突き止める場面も、それほど華々しい感じでもなく、
物語の展開も、結構、平板に感じてしまいました。

1個1個、推理のポイントとなる部分を詳細に解説していくところは、
謎解きが好きな人には喜ばしいのかもしれませんが、
私は、理屈っぽいなーと感じてしまいました。

そもそも、最初の殺人が起きた時点で、
「犯人は大体想像がついた!」と言っておきながら、
確たる証拠がないからと放置し、
その後に2人死んでしまうというのは、いかがなものでしょうか。
自殺未遂まで起きてますし。

うーん、名作を読んだはずが、なんだかモヤモヤ。


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エラリー・クイーン 越前 敏弥

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