『ぜんぜん大丈夫』
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- 2014/09/10(Wed) -
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伊集院静、西原理恵子 『ぜんぜん大丈夫』(角川文庫)、読了。
伊集院静という人の作品は、 2つばかししか読んだことがありません。 著作以外にも、あんまり他メディアでも私は接点がなく、 作品の(私の勝手な)イメージとか、風貌とかから、 物静かで真面目な人柄を想像してました。 それが、サイバラ画伯と組んでエッセイを書いてて、 しかも、この表紙絵って・・・・・大丈夫なの?と思わず買ってしまいました。 が!伊集院静氏は、ドップリ浸かったギャンブラーでした・・・・・意外。 いや、これは、本好きの人ならみんなが知ってる常識なのかしら? 競馬に競輪、地方まで見に行き、海外でも券を買う。 しかも、ご実家もなかなか難しい境遇を凌いできたようなことがかかれてますし、 結構な激しいバックボーンの方なんですね。 正直、エッセイの内容の7割はギャンブルの話だったのですが、 競馬はともかく、競輪の世界は仕組み自体がよく分かっていないので なんとなくの雰囲気でしか読めませんでした。 ギャンブルものとしては、 森巣博のドキドキ感に比べると、ややクールで第三者的な印象を受けてしまい そんなに惹き込まれることもないまま終わってしまいました。 なんだか、とりあえず、 伊集院静という人を大きく誤解していたということを痛感したことが 本作での収穫(?)ですかね。
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