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『ザ・ゴール』
- 2014/08/31(Sun) -
エリヤフ・ゴールドラット 『ザ・ゴール』(ダイヤモンド社)、読了。

いつも、ブックオフの棚で目に飛び込んでくるので気にはなっていたのですが、
あまりの分厚さに買うのを尻込みしてました。

ただ、「企業改革、工場改革の実例を学ぶには最適!」との
推薦文をたまたま読んでいた別の本で目にして、
思い切って買ってみました。

500ページかぁ・・・・・と思いつつ読み始めたのですが、
小説形式で、しかも大きな工場が舞台ですが登場人物が絞られていてシンプルなこと、
また、工場の中の話だけでなく、主人公の家庭の話もあり、
ある意味、頭を使わずに読める休憩部分も用意されており、
思ったよりもスラスラ読みすすめられました。

私の勤務先はメーカーではないので工場そのものは持っていませんが、
「問題の解決」「企業文化の改革」という観点でテーマ設定をして読んでみたので、
いろいろと勉強になりました。

特に、何かを変えようとしたときに、自分一人の力だけで変えられる範囲はごく狭く、
大きく変えようと思ったときには、キーマンの巻き込みが必要だと、
実際の自分の仕事の中で実感しています。

本作では、工場長と各セクションの責任者(課長)が全員で問題にぶつかることで、
このトップ会合で決まったことは、即座にトップダウンでラインに落とされます。
このスピード感が羨ましい。

私は、まだ、何かの組織の責任者という肩書きは持てていないので、
どうしても一担当者としての提案になってしまい、
他のセクションに話を通すときは、上司を連れていくか、
相手のセクションの同格程度の人物に話をして、そこから中で上げてもらうかになります。
本社スタッフなので、他のセクションに比べれば発言権はあり、
また、相手側も、上のレベルの人が耳は傾けてくれますが、
面倒なことだったりすると、聞いてなかったフリをされてしまったりもします(苦笑)。

何かを変える行動を実現しようとしたとき、
如何にキーマンを見つけ出すか、そこに効果的にアプローチするにはどうすればよいか、
それは、まるで、工場ラインの中でボトルネックを見つけ出し、どう改善するかを考える
プロセスと似ているなぁと感じました。

いずれにしても、考えているだけではダメで、行動に移さないと意味がないので、
また明日から、お仕事がんばります!(笑)


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