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『崩れ』
- 2014/08/20(Wed) -
幸田文 『崩れ』(講談社文庫)、読了。

変わったタイトルだなぁ・・・・と思いながら買ってきたのですが、
なんと「山の斜面が崩れたところ=崩れ」にはまってしまった著者の
「崩れ訪問記」でございます。

そもそも「崩れ」という具象名詞があることに驚いたのですが、
さらには「日本三大崩れ」などといった全国共通認識もあるとのことで、
まだまだ、私の知らない日常世界が広がっているなぁと変なところで実感してしまいました。

で、「崩れとは何か」を知った今でも、
なんで崩れなんかに興味が持てるのか?という本作の発端のところは
最後までよく分からず・・・・・・。
これは、やはり、本物を目の当たりにするしかないのでしょうかね。

幸田作品の魅力の一つである「擬態語」「擬音語」の数々ですが、
本作ではあまり印象に残りませんでした。
なんでだろう???と思いながら後半は読んでいたのですが、
やっぱり擬態語や擬音語というものは、人間の仕草や感情と寄り添っているときが
一番活き活きとしているのかなと思い至りました。
本作は、自然を描写することが多いので、印象に残らなかったのかなと。

自然を通して、最後は人間に関心が向くという読書になりました。


崩れ (講談社文庫)崩れ (講談社文庫)
幸田 文

講談社 1994-10-05
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