『仕事学のすすめ』
- 2014/07/30(Wed) -
勝間和代、藤巻幸夫 『仕事学のすすめ』(生活人新書)、読了。

勝間女史の自己啓発系の本は、
ときどきズバッと刺さってくるものがあるのですが、
本作を読んで、なんで勝間女史の著書が自分に合うのかが分かりました。

本作では、勝間さんと藤巻さんのそれぞれが、
自分の半生を振り返って、仕事に向き合う心得を説いているのですが、
藤巻さんという比較対象が居たおかげで、勝間さんの特長がよく分かりました。

私が読み心地よく感じるのは、1つは、話の抽象度が程良いこと。
藤巻さんの話の方が、いつ、どんな場面で、何をしたという具体度が高く、
場面はイメージしやすいのですが、それだけ他人事として読んでしまいます。
一方、勝間さんの話は、とある具体的なエピソードから、大事な要素だけを抽出して、
こんな場面でこんなことに気づいた、考えた、行動したという話なんです。
そうすると、その情景を頭の中で描くときに、自分の仕事体験の場面をもってきて
そこに勝間さんを置いて考えるようになるんです。
つまり、環境は今の(もしくは過去の)自分のもので、主人公だけ勝間さん。
こうすると、今の自分が置かれた状況で勝間さんならどうするのかという想像に
簡単に飛んでいくことができ、だったら自分もそうやってみよう!という気持ちになりやすいです。
この、自分への直結力が、勝間さんのストーリーの魅力かなと。

もう1つは、AとBの両立は無理だから、AのためにBは斬り捨てるという
捨てる、諦める、我慢するという行動についても積極的に触れられている点です。
自己啓発本を読んでも行動に結びつかない人というのは、
やらなきゃいけないことは分かってるけど、時間がない、余力がない、という人が
多いのではないかと思います。
そのときに、勝間さんは、無駄なこと、非効率なことは止めろとハッキリ言ってくれ、
しかも自分の場合はこうしたという選択判断の具体例を示してくれます。
これって、やる気はあるけど余裕がないという人にはもってこいのアドバイスです。
二兎追うものは・・・・とならない割り切りは、心地よさすら感じます。

この2つのポイントについて、自分の頭の中が整理できたので、
この読書からは得られたものは大きかったです。
藤巻さん、当て馬にしてごめんなさい・・・(苦笑)。


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