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『傍聞き』
- 2014/07/20(Sun) -
長岡弘樹 『傍聞き』(双葉文庫)、読了。

失礼ながらお名前を存じ上げない作家さんだったのですが、
ブックオフにて、池井戸潤や湊かなえに並んで特価本コーナーに平積みにされていたので
試しに買ってみました。

面白い!

短編4つが収められているのですが、
救急隊員、刑事、消防士、厚生施設の所長、それぞれが主人公となる作品集はあっても、
1つの短編集にこの4つの職業の主人公が登場するのは珍しいのではないかと思います。

どの物語も、謎解きの要素を中心に据えつつ、
その真相には心温まる人間の思いが存在しており、
ホッとするような心持ちになる短編集でした。

著者の他の本も読んでみたいと思います。


傍聞き (双葉文庫)傍聞き (双葉文庫)
長岡 弘樹

双葉社 2011-09-15
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-「傍聞き」(長岡弘樹)-
「傍聞き」は、連作短編集。 表題作の「傍聞き」は、母子家庭で子育てしながら仕事をしている刑事が主人公。担当している事件と、過去に担当した事件の犯人、そして母と娘の関係、などいろんな伏線が最後にすとんと落ちます。なかなかうまい小説でした。 他の作品も更生保護施設の施設長や、消防士、救急救命士といった、人を助ける職業についている人たちが主人公で、怖いことが起きるのかなと思ってドキドキしな... …
2017/12/31 21:51  心に残る本 ▲ top

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