『アメリカの原理主義』
- 2014/07/16(Wed) -
河野博子 『アメリカの原理主義』(集英社新書)、読了。

島田雅彦氏のアメリカ論
を読んだので、
その流れで本作にも手を伸ばしてみました。

いわゆるアメリカの右っぽい人たち、
つまりは国を動かしている人たちはどういう思考回路を持っているのだろうかいう興味から
本作を買ってきたのですが、国の中枢の人だけでなく、
一般国民の中に広がる保守思想について良く整理されており、
非常に興味深く読めました。

以前、オリバー・ストーン監督の『ブッシュ』を観たときに、
ブッシュJr.の言う「自由」「信仰」「正義」というのは、政治のための方便ではなく、
心底、それらが大事な観念であると信じきっているのだということに気づいて驚いたのですが、
それはブッシュJr.個人の信念ではなく、広くアメリカ国民の中に
浸透している、または無意識の中に取り込まれている観念なのだなと再認識しました。

はやり、自分たちの意思で当時の母国イギリスを捨て、
新たな土地で政府を樹立し、生活を切り拓いてきた人たちの思いの蓄積なのでしょうね。
長大な人間の進化の歴史の中で、自然と共同体を築き上げてきた日本人とは
根本のところで異なる人々なんだなと良く分かりました。

こういう、しっかりした作品に出会えるのが、新書の楽しみですね。


アメリカの原理主義 (集英社新書)アメリカの原理主義 (集英社新書)
河野 博子

集英社 2006-07
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