『徒然草 in USA』
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- 2014/07/14(Mon) -
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島田雅彦 『徒然草 in USA』(新潮新書)、読了。
何冊か著者の作品を読みましたが、 私のチョイスが偏っているのか、的を外しているのか、 未だに島田雅彦というものが良く分かりません。 リーマンショックさなかに米国に滞在した著者の思想を書き留めたものです。 序盤は、理路整然とした展開に、ふむふむ、なるほど・・・・と読んでいたのですが、 途中から、なんだか陰謀論的なニュアンスが漂ってきて、 やや距離を置いてしまった感があります。 別に、そんな突飛なことを行っているわけではないのですが、 ちょっとした表現とかが・・・・ね・・・・。 で、あーだこーだ述べてきて、 最後に行き着くのが「グリーン・エコノミー」の提言であっては、 あんたもか・・・・・と思わざるを得ません。 現代社会の歪みを世界規模の視点で語ってきたのに、 なんで最後が「グリーン」なのでしょうか? そんなに革命的な要素がありますかねぇ? よっぽどシェール革命の方が、石油メジャーが牛耳る世界を変えるポテンシャルと インパクトの大きさを持っているように感じるのですが。 「里山ランド」では、日本が再浮上することは無理ですよ。
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