『チルドレン』
- 2014/07/12(Sat) -
伊坂幸太郎 『チルドレン』(講談社文庫)、読了。

連続短編集です。

陣内という不思議な哲学を持った男の周りで繰り広げられる
くだらなくも奇想天外な出来事について。

出来事に巻き込まれる友人や後輩の視点で物語りは進みますが、
彼らの陣内評が挟まれることで、益々、陣内の特異性が際立ちます。

場面場面で言っていることが違ったり、正反対だったりしますが、
なぜかその根底では一貫性がありそうな(気になる)変な説得力。
そして、預言者じみた言葉が、当たらずとも遠からずで実現するファンタジー。

リアリティがあるんだかないんだか分からないような陣内の存在感です。
そのあたりの、ふわふわした感覚が面白い。

出来事に特別な意味づけをするかのように繰り出される陣内の言葉には、
不思議な含蓄がありました。


チルドレン (講談社文庫)チルドレン (講談社文庫)
伊坂 幸太郎

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