『渋沢栄一と人づくり』
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- 2014/07/10(Thu) -
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橘川武郎、島田昌和、田中一弘 『渋沢栄一と人づくり』(有斐閣)、読了。
前回参加したフォーラムの会場で、少しお安くなって販売されてたので買ってきました。 (それでも相応なお値段ですが・・・・) メインパートの著者が、橘川先生、島田先生、田中先生と、 今回のフォーラムに講師として登壇された方々だったので、復習にちょうど良かったです。 商業教育の高等化=大学化という面だけでなく、 中等教育における商業教育、地方での商業教育、女子への商業教育と 非常に幅広く、また厚みのある商業教育を目指しているところに、 飛びぬけたエリートが出来れば・・・・特定の企業が儲かれば・・・・・という狭い視野ではない、 日本という「社会」を如何に作り上げていくのかという 壮大なビジョンを感じ取る事が出来、改めて、渋沢栄一という人の偉大さを感じられました。 個人的には、「優秀なビジネスマン(=男性の意味で)を生み出すには ビジネス、経済のことが分かっている母親が必要だ」という独自の女性教育論を 面白く感じました。 フェミニストの方は目を尖らせるのかもしれませんが、 時代というものを考慮すれば、これもまた女性の能力を尊び、その活躍を願った言葉だと思います。 私自身、ちょっと渋沢とは観点が違いますが、主婦業を優秀にこなす人は、 もしビジネスパーソンになったらやっぱり優秀なのだろうなと想像することが多いです。 勤め先で仕事と育児を両立させている人なんて、 スケジュール管理や段取り力、はたまた無駄な仕事を断る判断力と断言力は 素晴らしいものを持っています。 100%仕事に注力したら会社のエースになる素材だと思いますし、 100%主婦業に注力したら、素晴らしい教育者になるかもしれません。 どんな仕事や役割を担っている人であっても、 優秀な人は、根っこは繋がっているように思います。 とまぁ、話が飛躍してしまいましたが、 本日もまた、フォーラム会場で多少お安く売っていた本を買い込んでしまったので、 渋沢栄一についての勉強を深めたいと思います。
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