『鳥人計画』
- 2014/06/22(Sun) -
東野圭吾 『鳥人計画』(角川文庫)、読了。

スキーのジャンプ競技の世界を部舞台に、毒殺事件を追いかける物語。

早い段階で(というか背表紙のあらすじに・笑)、犯人が誰なのかが分かり、
反対に「この人が犯人です」という警察への密告者が誰なのかが
大きな謎になってくるという構成の面白さがありました。

また、スキーのジャンプ競技自体、
これまであまり関心を持ったことがなかったので(長野五輪の時でさえ・苦笑)、
どういう競技スタイルなのか、選手がどんな生活を送っているのか、
実業団チームの位置づけ、日本と世界の実力差など、興味深く読みました。

殺人の動機に関しては、
「一流アスリートがこのような思考に行き着くのだろうか?」という疑問が拭えませんでしたが、
ま、やや日星自動車チームの存在が科学ファンタジー的であったためか
物語としては受け入れられました(笑)。

というか、読み終わった後に、本作で偉大なジャンパーとして描かれてる
ニッカネンをググッてみたら、なんと殺人未遂や虐待で実刑判決を受けてるではありませんか!
この前も、義足のランナーが殺人容疑で捕まったりしてましたし、
一流アスリートといえども、犯罪と無縁というわけではないのですね。

なんだか複雑な読後感。


鳥人計画 (角川文庫)鳥人計画 (角川文庫)
東野 圭吾

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