『日本を変えよう』
- 2014/06/09(Mon) -
勝間和代 『日本を変えよう』(毎日新聞社)、通読。

女性差別や貧富格差の問題に焦点を当て、問題提起をしている本。

なーんか、本作では勝間本としての面白さが感じられないんですよねぇ。
何でだろう?と読みながら考えていたのですが、
どうにも説教臭い感じが気になってしまうのだと気づきました。

自己啓発的な内容の本も、「ああしろ、こうしろ」と説教なのには変わりないのですが、
なぜか納得して受け入れる気持ちになるんですよねぇ。
その違いが何なのかを考えながら読んでいたのですが、
猪口さんとの少子化についての対談の本が最も売れなかった」というくだりまで来て、
わかった!!!

自己啓発本は、目指すべき達成水準が明確で、
そこに向けて何をすべきなのか、手取り足取り教えてくれる具体性があるんです。
つまり、ゴールが明確で、しかも行き方と使うべき道具が示されているんです。

でも、男女差別とか、少子化とか、貧困問題になると、
「ここが間違っている」という問題提起は大きな声でするのですが、
そのために何をどう直すべきなのかの具体性に欠けるところがあるのです。
そうすると、「じゃぁ、現実問題として、どこから手をつけるのよ?」という疑問が残ってしまいます。
これは、読んでいる側からすると、「理想論」「正論」をぶつけられた感じがして、
「そうは言うけどさぁ・・・・」で終わってしまいがちです。

本作では、西原理恵子さんや雨宮処凛さんとの対談など
企画的には面白かったのですが、それでもやっぱり、現状分析と理想の提起で
終わってしまっている印象を受けました。

てなわけで、この本もそれほど売れなかったのではないだろうかと推測してみたり。


勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan
勝間 和代

毎日新聞社 2008-09-27
売り上げランキング : 451735

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ


関連記事
この記事のURL |  勝間和代 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<『経済は感情で動く』 | メイン | 『きつねのはなし』>>
コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://seagullgroup.blog18.fc2.com/tb.php/3865-f2b63bae
| メイン |