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『ソウルケイジ』
- 2014/06/07(Sat) -
誉田哲也 『ソウルケイジ』(光文社文庫)、読了。

姫川シリーズの第2弾。
多摩川土手で発見されたバラバラ死体事件を追いかけます。

建設業の下請け構造や、経済ヤクザの利権構造など、
社会問題も組み込んでいて、面白い事件でした。
(殺人事件を面白いと評しては語弊がありますが・・・・)

事件の謎解きも、刑事側に見えている部分だけでの推理モノにするのではなく、
被害者側、犯罪者側の物語も併せて見せていくことで、
この事件の背景となる社会問題をぐっと浮かび上がらせていたと思います。

登場人物たちも、対立構造や物語内で与えられた役割がはっきりしているので読みやすいです。
ま、姫川をめぐる恋の鞘当てが、単なる息抜きのシーンになっている分には良いのですが、
ちょっと本作では重たい感じになっていて、私的には好みではなかったです。
スカーペッタシリーズも、同じ理由でだんだん心が離れてしまいました・・・・・)

正直、このサブストーリーは邪魔だなと感じてしまいました。
シリーズモノとしては、こういう連続性と展開力を担う要素は必要なのでしょうが、
1つの作品として見ると、物語のスピードが落ちるように感じてしまいます。
このサブストーリーは、第三弾で面倒なことになってそうで、
第三弾に手を伸ばす際の心理的障害になりそうです(苦笑)。


ソウルケイジ (光文社文庫)ソウルケイジ (光文社文庫)
誉田 哲也

光文社 2009-10-08
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