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『再生産について』
- 2014/06/07(Sat) -
ルイ・アルチュセール 『再生産について』(平凡社)、読了。

学生時代、アルチュセールの思想について解説した本を読もうとして、
挫折した悲しい思い出が・・・・・。
神保町で本作を見つけたので、再チャレンジしてみました。

まず、最初にマルクスの思想についての解説から入りますが、
これが非常に面白かったです。
私自身、マルクスの著作には挑戦できていないので、
あまりきちんと学んだことがないのですが、
そういう初心者でも入っていきやすい導入部となっています。
むしろ、アルチュセールが書いたマルクス哲学の解説本を読みたくなりました。

さて本題ですが、社会構成体は1つの支配的な生産様式に従属し、
その生産様式は生産諸力と生産諸関係の統一により構成される。
その生産諸関係を再生産していくのは、国家イデオロギー諸装置があるから。

人々が必要なもの、崇高なものとして受け入れている
「学校」「教会(日本だと寺社)」「家族」などの機構は、
実態としては国家のイデオロギー装置として機能しており、
今の国家を支えるための思想を刷り込まれているというもの。

私は、この国家イデオロギー装置の機能を、
階級闘争の対象として否定、拒否、破壊すべきものとは思ったことはなく、
むしろ、よりよい国家運営のために、どのように活用できるか、改善できるかという
観点で見てしまいます。

そこは、”Captains of Industry”を標榜する学校で学んだからだと自覚してます(苦笑)。
結局は、官僚側、経済界側の視点で国というものを見ているのだと思います。

学生時代から思っていることなののですが、
ブルジョワの思想、プロレタリアの思想というものは、全く別のものを論じているのではなく、
ある一つの真理を、別の角度(この場合は反対からということになりますかね)から
見ているだけだと思っています。

生産諸力と生産諸関係について、それを使う側にいるか、それに使われる側にいるか。
単に立ち位置と視点の違いだろうと。
なので、マルクス哲学も勉強すべきだし、ビジネス書も読むべきだと思っています。
プロレタリア小説も、プー太郎小説も、バブリー小説も、エンタメ小説も読むべきだと思っています。
どんな分野からの主張であっても、突き抜けた主張というものは、
最終的に一つの真理に辿り着くのではないかと思っています。

なーんて分かったようなことを書きましたが、
本作も後半は頭が疲れて付いていけなくなったところがあり、
ちょっと流し読みに近くなってしまいました(苦笑)。

また機会を見つけて、勉強しなおしたいと思います。


再生産について―イデオロギーと国家のイデオロギー諸装置再生産について―イデオロギーと国家のイデオロギー諸装置
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