『人間の叡智』
- 2014/04/14(Mon) -
佐藤優 『人間の叡智』(文春新書)、読了。

やっぱり、この方の大局観の捉え方は面白いです。
非常に説得力があり、また、他の問題にも適用できるフレームを提供してくれます。

本作では、東大の9月入試改革の話から始めつつも、
国家論や民族論に展開されていく。
そして、ロシアという国を眺めながら、
帝国主義やファシズムの話へと広がっていき・・・・。
この自由自在な世界観の表現が、読んでいて気持ち良いです。

世の中の個々の事象の「つながり」が分かり、
そして、自分の視野が「広がる」感覚を味わえるのです。

橋下徹氏の政治手法についても詳細に分析されていますが、
具体的な政策の内容や、挙動を取り上げるだけではなく、
「ファシズム」という概念の定義を明確にした上で、
それに当てはまるのか否かを1つ1つ検証していくので、
センセーショナルで印象に残りやすい出来事に流されることなく
橋下徹という政治家を評価する軸を、自分も持てたように感じることが出来ます。
ま、今度は私自身がその軸を使って、次の橋下政策を評価できるように
ならなくてはいけないのですけどね。

本作は、民主党政権下での政治状況の分析だったので、
次は、自民党政権下での政治状況についての評価を読んでみたいです。
(そういう「今を読む」という意味では、雑誌を読んだほうがよいかな)


人間の叡智 (文春新書 869)人間の叡智 (文春新書 869)
佐藤 優

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