『サクリファイス』
- 2014/04/09(Wed) -
近藤史恵 『サクリファイス』(新潮文庫)、読了。

あちこちの読書Blogさんで名前を見かけるので気になってました。
ようやく100円でゲットしたので、挑戦。

これは、面白い!!

ロードレースなんて、これまで関心を持ったことがありませんでした。
「ツール・ド・フランス」の名前こそ知っていますが、
「なんで、こんなに人気があるんだろう???」と疑問に思っていたぐらいで。

それが、本作の冒頭で、「ロードレースは団体競技である」ということを、
一つの事例をもって示されたことで、一気に興味が湧きました。

チームの中における「エース」と「アシスト」の役割分担、
しかし、その役割分担のもとでも、やはり「個」と「集団」の2つの観点があるわけで、
チームのために犠牲になる個、犠牲の上で勝利をつかむ個と、
複雑な関係があることも興味深かったです。

一応、本作は、サスペンスというジャンルに置かれているようですが、
サスペンスの方が変に自己主張するのではなく、
あくまで、ロードレースというスポーツに携わる主人公の目を通して
その「事件」が語られるという自然な流れも、上手いと思いました。

スポーツ小説としても、人間の心情を描いた小説としても、
非常に面白い、よくできた作品だと思います。


サクリファイス (新潮文庫)サクリファイス (新潮文庫)
近藤 史恵

新潮社 2010-01-28
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-サクリファイス-
サクリファイス著者名:近藤史恵(著) 出版社:新潮社 出版年:2010.01 ISBN :9784101312613  2008年本屋大賞第2位。 ・内容 ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと-。陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、プロのロードレースチームに… …
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