『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』
- 2014/03/10(Mon) -
村上春樹 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)、読了。

我が家にはハルキストは居ません。
「こんな世界、なんか、よぅ分からんわー」てな一家です。
なのに、なぜか父が血迷って買ってきてしまい、実家の本の山の一番上に置かれてました。
で、それを東京に持ってきたものの、半年間積読状態。
ようやく手に取りました。

そして、本作で革命的な出来事が・・・

初めてハルキ長編をちゃんと読めた!!!

なお、「ちゃんと読めた」というのは、「理解できた」「解釈できた」という意味ではなく、
「最後のページまで読み進んだ」ということです(爆)。

ファンタジー爆発な世界ではなく、
あくまで現実の世界における物語だったので、読み通せました。
しかも、日曜日の夕方に手に取り、そのまま夜も読書に当てて、
月曜日の昼休みに読み終わったのですから、かなり熱中して読んでいた気がします。

でも、ふと読み終わって考えてみると、
何に共感してたのかしら???と、よく分からないモヤモヤが残りました。

主人公の、表面的には人間関係を穏やかに過ごしつつも深くは入り込まないところとか、
あれこれ理由をつけて、自分の傷には触れないようにするところとか、
私自身と似たような行動傾向に、親近感を覚えたのは確かです。

でも、主人公の36歳という年齢とは、非常に隔たりを感じました。
私の1歳、2歳上の学年のはずなのに、
この主人公であったり、その仲間のアカ・アオ・シロ・クロだったりが、
例えば自分の学校の友達の輪の中に居そうな気配が全く感じられないのです。
同世代のはずなのに、こういう人たちに出会ってたかも・・・という現実味が非常に乏しいのです。

なので、読み終わって、何かが自分の中に残ったのかというと、
残念ながら、そのような感覚にはなれませんでした。

ひとつの小説としては面白いと思いましたが、
なぜ、あれほどまでに売れたのか、多くの人が読んだのかという回答は
この読書からは、得ることができませんでした。

謎。


色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
村上 春樹

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