『科学技術は地球を救えるか』
- 2014/02/27(Thu) -
橋爪大三郎、新田義孝 編 『科学技術は地球を救えるか』(富士通ブックス)、読了。

気象学の本を探しに行ったら、
橋爪センセのお名前が目に付いたので、買って来ました。

生物学、植物学、化学、大脳生理学、物理学など、
様々な自然科学のジャンルが扱われており、
問題認識の立て方や、仮説の設定の仕方、解決へのアプローチ方法、時間軸の捉え方など、
それぞれの特徴が出ていて面白かったです。

三重県生まれとしては、「四日市ぜんそく」は、小学校で公害病を習う際に
必ず頭に植え付き、かつ、このようなテーマで全国に名前が知られることに対して
不名誉な感情を覚えるという、ブルーな思い出を持っています。

ただ、今回、その「四日市ぜんそく」の問題に対して、
当時、どのような原因調査が行われ、対策が打ってこられたのかということについて
自分が全く無知であったことを恥ずかしく感じました。
保健所や県庁がどのような判断と対応をしてきたのか、基本的なことを知ることができ
良かったです。

そして、お目当ての気象学については、やはりと言うか何と言うか
「地球温暖化」問題について、橋爪センセ自らが筆を取っています。
(残念ながらセンセは「CO2削減のため炭素税を!」派です・・・)

しかし、こうして他の自然科学の分野と並べて読んでみると、
際立った特徴が2つあることを再認識しました。

①論じられる内容が、「事実」「分析」「データ」から、いつの間にか「政策」の話になる
②気象学の専門家ではない人が何かと主張を述べやすい

つまりは、「温暖化問題」というのは、自然科学のテーマではなく、
際立って政治的・経済的なテーマだということが分かると思います。

図らずも、そのような政治的な臭いを
自ら強く発してしまっている本だと思います。


科学技術は地球を救えるか―自然科学と人文・社会科学とのパートナーシップ (富士通ブックス)科学技術は地球を救えるか―自然科学と人文・社会科学とのパートナーシップ (富士通ブックス)
橋爪 大三郎 小沢 徳太郎 武本 行正 西垣 泰幸 新田 義孝 平川 均 飯島 正樹

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