『女は男の指を見る』
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- 2014/02/07(Fri) -
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竹内久美子 『女は男の指を見る』(新潮新書)、読了。
高校生のころ、この方のエッセイをよく読んでました。 生物学の話を分かりやすく教えてくれたので。 中でも「利己的な遺伝子」の解説は興味深く、 大学生になってからドーキンスの『利己的な遺伝子』を買って読みました。 その後、長い間読んでいなかったのは、 集中的に読んだので食傷気味になってしまったことと、 「利己的な遺伝子」の衝撃を超える興味深い理論が特に出てこなかったから。 今回、父が店のお客様からいただいた本の中に 本作が入っていたので、十数年ぶりに著者の作品を読んでみました。 本作でも「利己的な遺伝子」は出てきたのですが、 ちょっと気になったのは、紹介されている理論や研究結果たちは、 どこまで生物学界で承認されているものなのだろうか?ということ。 あくまで印象ですけど、ドーキンスのような有名な説から、 眉唾物の研究成果まで、玉石混交な紹介のされ方のように感じてしまいました。 それと、著者による解説が、ところどころファンタジーに飛ぶというか、 「そりゃ、意訳させすぎでしょう」というような解釈もあり、 なかなかすんなり読むことが出来ませんでした。 高校生の頃は、そんなファンタジーも含めて楽しかったんでしょうね。
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