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『六の宮の姫君』
- 2014/01/26(Sun) -
北村薫 『六の宮の姫君』(創元推理文庫)、読了。

気がつけば、北村ワールドは3年ぶりでした。
特に避けていたわけではないのですが・・・・。

さて、円紫さんシリーズの第4作です。
卒業を控えた主人公は、卒論に「芥川龍之介」を書くことに。
夏のドライブ小旅行、出版社でのバイトなどでの出会いを経て、
芥川の「六の宮の姫君」の謎に迫ります。

正直、お気楽な短編集でも・・・と思って手に取ったのですが、長編でした(苦笑)。
しかも、大正文学における作品や作者がどんどん登場してきて、
非常に濃密な内容となっています。
しんどい・・・・・。

でも、1つの作品における「謎」が気になり、
また「謎」が「謎」を呼ぶ展開に、読み止められませんでした。
結局、朝~お昼にかけて、喫茶店はしごで読書する羽目に(笑)。

前半は、小説的な展開もあって、読みやすくなってます。
正ちゃんの合いの手が、易しい手ほどきになってるんです。

後半は、真相に向けて調査結果を一気に展開させていく流れになり、
小説としては少々味気ない感じになってしまいますが、
菊池寛の作品が読みたくなってきました。芥川よりも。

文学部の人って、こういうことを学んでいくんだー、と変なところに関心も。
(私の出た大学には、文学部がなかったもので・・・・)
書誌学の講義は一度履修したことがありますが、
たしかに「地道な研究をする学問だなぁ」と思いました。
それを地で行く展開ですね。

シリーズの番外編的な感じでしょうかね。


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北村 薫

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