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『四畳半神話体系』
- 2014/01/10(Fri) -
森見登美彦 『四畳半神話体系』(角川文庫)、読了。

森見作品がどんなものか分かった上で読んだので、
本作は非常に楽しめました。

大学入学直後、選んだサークルで出会った小津に、
ばら色の青春を奪われ、下らない2年間を過ごしてしまった主人公。
一念発起?なのかどうかは分かりませんが、
人生を変えるキーワード「コロッセオ」に出会い・・・・・。

このクダラナイ大学生活を、
「もしも最初に選んだサークルが●●だったら・・・・」という設定で、
4つの人生が語られます。

しかも、それぞれの人生で出会うキーパーソンは、
結局同じ顔ぶれで、少しずつ展開は違うものの、同じようにクダラナイ出来事を
経験していくというか、消費していくというか、流されていくというか。

そして、それぞれの人生が、「もちぐま」「蛾の大群」によって
なぜか時系列が繋がっているような不思議な感じ。
この構成の複雑さは、お見事です。
パズルをはめるように、気持ちよく繋がっていきます。

いやはや、恐れ入りました。

そして、大学生活のくだらなさ爆発なところが、
森見作品に惹かれる最大の要素です。

私も、「もし自分があの団体に所属していなかったら・・・・」と想像してしまいました。
私の場合は、受験をしに大学に行ったときに出会った先輩たちに惹かれて
入学後にその組織に所属したので、本作の主人公よりも能動的に行動したのですが・・・
でも、受験の時に先輩たちに出会ってなかったら、全然違う組織に入ってたかもしれませんからねぇ。
テニサーとか(爆)。

でも、楽しい4年間でしたし、今も繋がっている友人達や先輩・後輩たちのことを思うと、
もう一度大学生活をやり直したいという気にはならないですねぇ。
素敵な4年間を出発点に、今もその素敵さが続いているように思っています。


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森見 登美彦

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