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『アミダサマ』
- 2013/11/02(Sat) -
沼田まほかる 『アミダサマ』(新潮文庫)、読了。

ここ数日、風邪っぴきで微熱が続いていました。
早めに布団に潜りこみ、就寝前の読書に本作を手に取ったのですが、
なんだか読み止められなくて、ずんずん読み進めていくうちに、
風邪の症状と本作の怖さが相まって、変な体験をしてしまいました。

ちょうど、飼い猫が衰え死に向かいつつあるシーンに差し掛かり、
(もう本作ではここが一番気持ち悪いと思ったのですが)
熱が上がっってきたのか脂汗をかき、周囲の部屋の生活音が異様に耳につくように・・・・
隣の住人が深夜の掃除か何かをしていた(と思いたいのですが)、
ガタガタガタガタと音がしたと思ったら、耳がボーっとして音がこもり、
一気に体が熱くなったかと思うと、汗がじとーっと・・・・。

不気味でした。
思わず本から目を上げて、周囲を見回してしまいました。
気持ちの悪さを感じ、「南無阿弥陀仏」と10編唱えて、もう眠ることにしました。

ま、風邪の症状だというだけの話だと思いますが。
本当に心地が悪かったです。

と、ホラーを読んで、ホラーを味わったのですが、
では小説としての本作にのめり込んでいたかと言うと、イマイチ・・・(爆)。

猫の死のシーンが最もドキドキして読んだのですが、
それ以外のところは、あまり引き込まれませんでした。

現象の「なぜ」が良く分からなかったですし、
「なぜ」を問わせないだけの迫力が物語にあるかと言うと、それも足りない。

最初の産廃処理場のシーンでの「僧」と「青年」という2人の主人公に感じた感覚と
日常生活に戻った場面での2人に感じるものとにギャップがありすぎて、
キャラクターに感情移入できなかったというところも大きかったです。

青年の方の日常生活も、人間として気持ちの悪いものでしたし・・・・。

というわけで、恐怖は「体験」できましたが、作品からはあまり得るものがなかったです。


アミダサマ (新潮文庫)アミダサマ (新潮文庫)
沼田 まほかる

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