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『弾けるふたり』
- 2013/10/28(Mon) -
『弾けるふたり』

柳家喜多八師匠と春風亭一之輔師匠の二人会と聞き、
「物憂げとガキ大将の二人会なんて、どうなるんだ???」と出かけてきました。
実は、落語協会の男前2人ではないかと密かに思っていたりもします(笑)。

最初は、春風亭一力さんで「平林」。
用事を言いつけられた丁稚さんが、軽やかに行先のお宅の名前を連呼していくのですが、
途中で名前を度忘れしてしまい、道行く人々に「平林」の間違った読み方を教わるという噺。
声が良く通るところは一之輔さんの系列の方だなという印象を受けましたが、
会場の空気の温まり方はイマイチでした。
ちょっと軽やか過ぎて、付いていけない感じでしょうか。

そこで登場した一之輔師匠は、ヨーロッパ公演のお話をまくらで披露。
「ベルリン大学、落研、部員1名」・・・・・おかし過ぎです。
一気に会場の空気を作ってもっていくところは、さすがです。
お噺は「普段の袴」。お侍の優雅な描写をじっくり描き、
それを真似ようとする八っつぁんを演じる後半では、とんだドタバタ劇に。
このメリハリのつけかたが上手いんですよねー。活き活きと八っつぁんを演じます。

続いては喜多八師匠が、いつも通り物憂げに登場。
まくらもそこそこに、早速「二番煎じ」へと入ります。
最近、白酒師匠のものを聞いたばかりでしたが、
構成が少し違ったり、キャラ付けが違ったりと、別の話のように楽しめました。
喜多八師匠は緩急の振り幅が大きく、本当に「巧者」だと思います。

仲入り後も喜多八師匠で、「短命」。
いろんな方の「短命」を聞きましたが、一之輔さんのものも聞いております。
ただ、声を発せずにしぐさだけで、あれだけ場面を演じて、場を沸かせる芸は
初めてお目にかかりました。
やっぱり、喜多八師匠、凄い噺家さんだわ。

トリは一之輔師匠で「子別れ」。
別れた夫婦の間の子供の亀吉が、なんともこまっしゃくれた坊主で、
口が回るのが面白いんです。
それを、あの一之輔師匠が、真顔で演じるものだから、
父親の熊さんもトホホな感じで(笑)。

この会は、躍動感あふれる一之輔師匠のメリハリと、巧者の喜多八師匠のメリハリの
それぞれを楽しめるお得な会でした。


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