FC2ブログ
『ネバーランド』
- 2013/10/23(Wed) -
恩田陸 『ネバーランド』(集英社文庫)、読了。

恩田作品は、やっぱり青春モノですね!
しかも、「田舎の進学校」という設定が好きです。
『球形の季節』『六番目の小夜子』などがこの系列。
本作は男子校が舞台ということで、これまた違った視点での学園生活が垣間見れました。

冬休みに学園寮に残った3人の生徒と、
近隣に住む友人1人の4人が過ごす冬の7日間を描いています。

1日目~2日目にかけて、ちょっとしたミステリアスな出来事が起こりますが、
その謎解きが本題なのではなく、それを切っ掛けに展開される4人それぞれの告白、
そして、告白を受けて4人が感じる思い、行動に重ねた気持ち、それらを描きます。

なんともキラキラした青春なんですよね~。
確かに、キレイ過ぎるのかもしれませんが、青春にはキレイなものを求めたいですよね。
せめて本の中では・・・。

そして、ここまでピュアでキレイな世界ではなかったですが、
それでも自分の学生生活を、多少美化しながら振り返るのも、
30代も半ばになったら許されるお遊びでしょう(笑)。
私が同級生たちと「キラキラしてた」のは、中学校の頃でした。
幼稚園からずーっと持ち上がりの長い友達と、
新しく中学校から入ってくる受験組の秀才たちとの刺激的な関係。
実際に楽しかったし、今もFBなどで繋がっていられるのは、深い思い出のおかげかな。

さて本作では、4人とも、相当に重たい過去や家庭環境を背負ってますが、
何を重いと感じるか、何を負担に感じるかは、その人の感覚次第ですからねぇ。
そういう意味では、みな、重いものを背負っているのでしょうね。
他人がどう評価しようとも、本人にとっては譲れない出来事というものがあるもので。

読みながら、また読後にも、いろいろと思いを巡らすことができる
よい読書でした。


ネバーランド (集英社文庫)ネバーランド (集英社文庫)
恩田 陸

集英社 2003-05-20
売り上げランキング : 168782

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ

関連記事
この記事のURL |  恩田陸 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<『会計天国』 | メイン | 『戦国10大合戦の大ウソ』>>
コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://seagullgroup.blog18.fc2.com/tb.php/3512-bc75348a
| メイン |