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『リクルートという奇跡』
- 2013/09/29(Sun) -
藤原和博 『リクルートという奇跡』(文藝春秋)、読了。

「自己決定できるサラリーマンになれ」という帯のメッセージに惹かれて買ってきました。

リクルートに入社し、会社の成長をまさに中心で支えた幹部社員が語る、
リクルートの成長、リクルート事件、リクルートの失敗、
そして何よりも、「リクルートマンシップ」。

本作は、藤原和博というスター性のあるエース級人材の話ではありますが、
その周囲にいる人材や、後ろに続く人材も当然優秀な人が揃っているだろうと
予想させるに十分な、リクルートという会社の持つエネルギーを感じられます。

目の前のミッションを成功させるにはどうすれば良いかを入念に考え、
可能なことは全て挑戦してみて、
失敗すれば、なぜ失敗したのかを考えて次に活かす。
PDCAサイクルと言ってしまえばそれまでなのですが、
それを貫徹するエネルギーを組織および個人のそれぞれのレベルで持っていることが凄い。

自分の仕事のことを、夢と同列で語れる人のパワーと軸の強さを
しかと感じられる内容で、ワクワクしました。

後半は、リクルート事件やダイエー傘下に取り込まれる過程が
社内にいた人間の目で書かれており、
こちらは、単純に読み物として興味深かったです。

人物評や、ターニングポイントとなった出来事の分析は、
なるほどなぁと思わせる視点があり、大局を捉えることの大事さが分かりました。

リクルートのフェロー契約が切れた後に、東京都の学校の校長になったとの記述が
最後に出てきましたが、読み終わった後に調べてみたら、
「夜スぺ」などで有名な杉並区の和田中学校の校長先生とは、この人だったんですね!
勉強不足でお恥ずかしい。
本質が見抜ける人は、何に取り組んでも、「やるべきこと」がつかめ、
それを実現するために「どうやったら周囲を巻き込んでムーブメントにするか」が、
描けるんだなあと納得。

ちょっと残念だったのは、この本が発表された当時の河野栄子社長に向けた
退任を求める文章に一部、社内の人にしか分からないような言い回しがあり、
やや一般読者は置いてきぼり感。
河野社長自身の実績が本文に登場しないので、ますます唐突感を覚えました。


リクルートという奇跡リクルートという奇跡
藤原 和博

文藝春秋 2002-09-11
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