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『池上彰の宗教がわかれば世界が見える』
- 2013/08/17(Sat) -
池上彰 『池上彰の宗教がわかれば世界が見える』(文春新書)、読了。

島田センセの本
を読んだ流れで、今度は池上センセの宗教本をば。

仏教、キリスト教、イスラム教、神道の宗教家や学者との対談集ですが、
トップバッターは全体を語れる人として、島田センセが登場。

インタビュー中にもオウムの話に自ら触れていましたが、
当時、まだ中学生~高校生だった私は、島田センセが何を語り、
どのような批判を浴びたのか分かっていません。
最近、いろいろ著作を出したり、このような対談に呼ばれたりと、復活の感があります。
この問題の事実関係については、一度きちんと調べないといけませんね。

島田センセの主張には、様々な宗教や宗教家に対する意見や批判が盛り込まれているので
きちんとスタンスを理解して読まないと、歪んだ感想を抱いてしまいがちです。
今回の対談で感じたのは、既存宗教への批判的な意見と、新興宗教への期待感です。
特に、仏教が、現代の日本人に対して与えている影響や活動の実践内容に
大きな不満を持っているように伝わってきました。
それに対して、新興宗教は、当然、信者獲得活動や教義の布教にも一生懸命ですから
その活動意欲のようなものを強めに評価しているのかなと感じました。

この姿勢は、オウムのような非合法活動を行う組織が出てきたときには、
目が曇ってしまうかもしれませんね。
教義や実践だけを評価の対象として見ていると、
おかしな部分に目が行かなくなるのかも。
ま、島田裕巳問題は、いずれ何とかしたいと思います。

それ以外の宗教家との対談は、オーソドックスな内容でした。
池上センセらしく分かり易くまとまってはいますが、
もう少し具体的な例や場面(たとえば3.11など)に特化して、
それぞれの宗教がどんなスタンスで考え、活動を行っているのかを
突っ込んで比較してほしかったなというところです。

最後の養老センセとの対談は、やや宗教というものを突き放して評価していて、
これはこれで面白かったです。
そう、結局、今の人生を送る一個人としては、「死んだらおしめえよ」なんですよね。


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