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『科学者とは何か』
- 2013/08/15(Thu) -
村上陽一郎 『科学者とは何か』(新潮選書)、読了。

学生時代、東海村の臨界事故があったときに著者の『安全学』を読み、
「フェイルセーフ」「フールプルーフ」という概念を理解しました。
その時の印象が強くて、著者は安全工学の専門家かと思ってました。

たまたま古本屋で本作を見つけ、積読にしていたのですが、
アインシュタインを読んだ流れで手に取ってみました。

まず、著者のご専門は科学史ということで、
本作はその視点から、科学者の役割の変遷やエポックメイキングな事件を語っていきます。
思っていたよりも広い視点からの著作で、面白かったです。

特に、やはり、この時期は原爆問題に目が行きます。
マンハッタン計画に参画した科学者たちの様々なスタンスを紹介し、
また、日本人科学者としては朝永振一郎と湯川秀樹のスタンス、
さらには両名のスタンスを批評した唐木順三の文章などを紹介し、
興味深く読みました。

というか、原爆開発に対する科学者のスタンスという題材だけで
一冊の本にして欲しいぐらいだと感じました。

他にもたくさんの著作がある学者先生なので、
他の本も追いつつ、もう一度、『安全学』を読みたいと思いました。


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